Mar2
あれから23年
2014年3月02日 Time to bectle
母親の命日法要で、実家に帰る。
23年前の3月4日、42才の若さで旅立った母親のその当時の記憶が、まるで昨日起きた出来事のように、家族の各人から語られた。

おそらく誰も見ていないこのブログに、俺自身が忘れないように備忘録として記しておく。

3人目の俺を生んだ後から、腰が酷く痛み出し、原因不明の血圧異常に苦しめられていた。
その5年後、やっと検査を受けるに至るまで、俺たち家族に心配をかけさせまいと、いつも気丈に振舞っていた。
だが、日に日にやせ、食欲もなくなり、家事以外の時間は、横になる時間が多くなっていった。
当時小学2年生の俺にも、その変化ははっきりわかっていたはずなのに。

わかっていたが、何を言ってあげなくてはいけないのか、わからなかった。


入院後はただただ、母親は病と懸命に闘っていた。途中、体中の異常にも本当に参る程、苦しんだと聞く。

本当に、その時の母親の気持ちや、毎日の苦しみに耐えている様子を想像すると、胸が痛い。

手術は1度行われたが、開けど手の施しようがなく、お湯をかけて閉じただけとなった。

その後は抗癌剤に頼るしか他に方法はなく、それによる更なる苦しみに苛まれ、最後はモルヒネで麻痺させ、何とか状態を鎮めようしようとしたが、今度はそれによる幻覚などに襲われていたそう。

書いていたら、辛くなってきたので、この辺にする。


今日、住職が語っていた話、

「一日一日を大切に生きてほしい、母親さんもそれを願っていると思います」

この言葉に救われるために、俺も一日一日を大切に生きよう。

そんなふうに思った1日でした。
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