Jun9
6th e.p.「少女A」 歌詞
2018年6月09日 えんどー
九月
作詞 作曲 ゆうき

遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
十六夜の月は残酷に私を映すから
遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
連れ去って欲しい

等間隔に並んだ蛍光灯に狭まれている
群青の夜を突き刺す真紅の爪でも掴めない夢
下着で彷徨う迷い人らは浮かない顔で愛を喰らう
漆黒の闇に拒絶された中途半端な灰色の孤独

模られた君という名の世界
勝手に入り込むから転ぶのです
許された私とは名ばかりの世界
立ち入り禁止の立て看板が見えませんか

遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
長い夜は内へ誘おうと触手を伸ばすから
遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
引き込んで欲しい

頭上に落ちる汚れた空に騙されている
黄金色の朝を覆い隠す土気色の君の左手
この車両の半分以上はスーツ姿の疲れた顔
マジョリティである事恥じる振りで下を向いて笑う

遮断された君の作った世界
踏切は今も開かずのままです
欲しかった私だけの本当の世界
夜風がふっと決心を揺らす

遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
神が出かけようと玄関へ向かうから
遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
誘って欲しい

模倣された君がいない世界
空は高く青く澄んだままです
与えられた私にはお似合いの世界
もうここ以外に居場所はないと言いました

遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
伸ばした袖で隠した手は熱を持っているから
遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
手を引いて欲しい
遠くへ遠くへ遠くへ遠くへ
遠くの奥へ
瞳の奥で蠢く感情は見ない振りをして
導いて欲しい




少女A
作詞 作曲 ゆうき

可愛くないことは知ってる
でもブサイクって程ではないでしょう
あなたの好みじゃないこと分かってる
でも許容範囲でしょう

どうだっていいや
どうせこんなわたしだから
なんだっていいや
今が満たされてるなら
誰だっていいや
暇を潰しあえるなら
なんだっていいや
今が楽しいから

優しくしてくれなくていいよ
わたしは他の子とは違うから
あなたを愛してもいないよ
わたしは他の子とは違うから

どうだっていいんです
どうせクズなわたしだから
なんだっていいんです
深い意味なんてないよ
誰だっていいんです
今求めあえるなら
なんだっていいんです
これが楽しいから

蔑んでくれればいいよ
別になんとも思わないから
羨んでくれたらいいよ
別になんとも思わないから
呆れてくれればいいよ
別になんとも思わないから
楽しんでくれたらいいな
別になんとも思わないから

どうだっていいんです
一度落ちてしまったから
なんだっていいんです
もう戻れはしないの
誰だっていいんです
1人にならないなら
なんだっていいや

どうだっていいや
どうせこんなわたしだから
なんだっていいや
今が満たされてるなら
誰だっていいや
暇を潰しあえるなら
なんだっていいや
今が楽しいから




勿忘草
作詞 作曲 ゆうき

見上げた空に浮かぶ幼き日々
立ち昇るあなたは記憶の中でしかもう
笑えない

傾げた首をそっと手折ってみたの
舞い上がる塵は残酷に陽を受けて煌めく

終わっていく今日を惜しめど
明日は光の中に
同じはやさで刻む時の中
あなたはもう戻らない

わたしを見て
忘れないで
欲深く祈るには足りないよこの両手じゃ
仰ぐ空は青く遠ざかる
許さないで、勿忘草

ひしゃげた夜空は額縁の中
あなたの星座を作って遊んだ

染まっていく日々を過ごせど
心はあの時のまま
永遠を誓ったわけでもないのに
あなたを探し続ける今

わたしを見て
忘れないで
届かない声だとは知りながらも叫んでいた
もういいかな
わたしを見て
忘れないで
尊さも分からずに記憶を独り占めしたがる
愚かな私は青く眠りにつく
許さないで 離さないで
忘れないで 勿忘草
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