☆2010年
3月31日水曜日
アイ・ドント・ノウ
ラストライブ
「セカイの中心で‘I’を叫んで一人」に寄せて
皆さんこんにちは
そしてさようなら
オレはアイ・ドント・ノウというバンドを作り、終わらせる、ヤギケンジロウという男です
生まれてから今まで、家が貧しい訳でもなく、少なからず友人や恋人が絶えず居た孤独を未だに知らない只の27歳男性です
基本的に勘違い野郎で
恵まれていた割に常に苛立ち虚しさに甘え、身の程もわきまえず、一つでも多くの物を否定し、軽蔑し、拒絶し、孤立を目指すのは本質で、ソレらはオレにとって呼吸みたいなものだった
ただ
ソレでも誰かと手を繋いで歩けたらオレは初めて命を懸けて相手を愛せるような
そんな妄想を未だに信じています
2006年8月に
中途半端な気持ちでインターネットにて延命治療の四字熟語と「アイ・ドント・ノウ」というバンド名が決まっているという名目でメンバーを探して一年が経つ頃
ナカムラアヤ
キシタキミアキ
両名と出会い
アイ・ドント・ノウの三人が揃ってオレたちの世界が始まった
諦め馴れたオレの世界で
やっとこさ仲間と言える存在に出会うことができた
アイ・ドント・ノウは結成当初引きこもりの集まりだったので延命治療感覚で月2本ライブをする活動だったのだが
いつしかオレにとってのアイ・ドント・ノウは
前文に記したような自分自身を否定し、同時に抱き締める唯一の手段となった
そしてオレのワガママと独断でアイ・ドント・ノウは基本的に月10本前後ライブをやるバンドとなっていった
そうすると各地で出会えるのだ
オレが伝えたかった昔の自分のような他人と
そんな人間と深くシンクロできる事が何よりも嬉しかった
その頃になるといつもアイ・ドント・ノウが終わる事を想像しては怯えるようになっていた
だがその時は自然に来て、自分で選択をし、後悔は全くなかった
ソレはきっとアイ・ドント・ノウとしての自分はもう既に一生分は愛されたと思えたからかもしれません
こう記すとオレは世界にオレしかいないみたいだ
最初から最後まで我が儘ばかりで優しい言葉もかけられないオレの夢に付き合ってくれたメンバーには一生頭が上がらない
そしてオレたちを追いかけてくれた全ての人にありがとう
そしてコレを読んでくれたキミに勝手に願う事は
照れる事なく理想を持ち
欲を言えば結婚をし、丈夫な子を産み、その子を命を懸けて愛し育て、孫の顔を見て死んで欲しいということ
ありがとうございました。
(ヤギケンジロウ)
3月31日水曜日
アイ・ドント・ノウ
ラストライブ
「セカイの中心で‘I’を叫んで一人」に寄せて
皆さんこんにちは
そしてさようなら
オレはアイ・ドント・ノウというバンドを作り、終わらせる、ヤギケンジロウという男です
生まれてから今まで、家が貧しい訳でもなく、少なからず友人や恋人が絶えず居た孤独を未だに知らない只の27歳男性です
基本的に勘違い野郎で
恵まれていた割に常に苛立ち虚しさに甘え、身の程もわきまえず、一つでも多くの物を否定し、軽蔑し、拒絶し、孤立を目指すのは本質で、ソレらはオレにとって呼吸みたいなものだった
ただ
ソレでも誰かと手を繋いで歩けたらオレは初めて命を懸けて相手を愛せるような
そんな妄想を未だに信じています
2006年8月に
中途半端な気持ちでインターネットにて延命治療の四字熟語と「アイ・ドント・ノウ」というバンド名が決まっているという名目でメンバーを探して一年が経つ頃
ナカムラアヤ
キシタキミアキ
両名と出会い
アイ・ドント・ノウの三人が揃ってオレたちの世界が始まった
諦め馴れたオレの世界で
やっとこさ仲間と言える存在に出会うことができた
アイ・ドント・ノウは結成当初引きこもりの集まりだったので延命治療感覚で月2本ライブをする活動だったのだが
いつしかオレにとってのアイ・ドント・ノウは
前文に記したような自分自身を否定し、同時に抱き締める唯一の手段となった
そしてオレのワガママと独断でアイ・ドント・ノウは基本的に月10本前後ライブをやるバンドとなっていった
そうすると各地で出会えるのだ
オレが伝えたかった昔の自分のような他人と
そんな人間と深くシンクロできる事が何よりも嬉しかった
その頃になるといつもアイ・ドント・ノウが終わる事を想像しては怯えるようになっていた
だがその時は自然に来て、自分で選択をし、後悔は全くなかった
ソレはきっとアイ・ドント・ノウとしての自分はもう既に一生分は愛されたと思えたからかもしれません
こう記すとオレは世界にオレしかいないみたいだ
最初から最後まで我が儘ばかりで優しい言葉もかけられないオレの夢に付き合ってくれたメンバーには一生頭が上がらない
そしてオレたちを追いかけてくれた全ての人にありがとう
そしてコレを読んでくれたキミに勝手に願う事は
照れる事なく理想を持ち
欲を言えば結婚をし、丈夫な子を産み、その子を命を懸けて愛し育て、孫の顔を見て死んで欲しいということ
ありがとうございました。
(ヤギケンジロウ)
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