趣味を見つけよう、と思った。
具体的には、
「俺、○○が趣味でさ…」
「へーー!すごい面白そう!」
とかそういうの。モテ系。
バンドのメンバーは比較的多趣味である。
(とくに雄一、タカ)
レコーディングの最中、車の話で盛り上がったり、バイクやF1の話で盛り上がったりするのに俺はついていけない。
それもそのはず、省みると
「趣味は読書。特に寒い日に布団の中で小説を読むのが好き」
「音楽聞くの好きだね。○○とか最高だね。暗いけど」
「映画好きだよ。リンチ作品は全部見た。ああいうの最高だね。意味分からないけど」
そんなことしか言ってない気がする。
これは持論だが、読書や音楽鑑賞はそれ自体、趣味とはいえないのではないだろうか。
少なくとも自分の場合、小説や音楽は空気を吸うのと同じくらい自然で、生活に必要不可欠な行為だ。
それは最早趣味とはいえない。
それは生活の糧。
…ダサい。
枯渇を埋める術。うん。
よってこの中で比較的当初の
「俺、○○が趣味でさ…」
「へーー!すごい面白そう!」
とかそういうの。モテ系。
という趣味に近いのは映画鑑賞であるだろうか。
しかし暗いし意味が分からないのを布団に入ってみるのが好きな俺にとってみると、
「俺、○○が趣味でさ…」
「暗い…見たまんまだね」
とかそういう反応だけで終わりそうだ。
付け加えると「見たまんまだね」と言った後に相手は苦笑するくらいの勢い。
という訳で趣味を見つけようと思った。
ということで、今の自分がもっともやりたいものを探ってみる。
・ショートフィルムを撮りたい。
・小説を書きたい。
・宅録したい。
・脚本を書きたい。
・漫画喫茶に入り浸りたい。
・ネットゲームに嵌りたい。
・サバイバルゲームがやってみたい。
・死にたい。
おっと。ノイズが入ったようだ。
まるでネタとしか捕らえられないような「やりたいこと」たちだ。
これは絶望的である。
続いて、まあ時間が出来たらやりたいな、と思うこと。
・テニス
・泳ぐ
・自転車で遠出
・旅行
ここまで来るとさすがの俺でも比較的趣味と言えそうなものが並んだ。4つだけど。
この中で特にやりたいのは旅行かな…。
でもお金ないしな…
と、ここでブレイクスルー。
自転車で旅行すればいいじゃん。
これはすばらしいアイデアである。
過去には実家から伊豆まで行った男。ここ最近は夜中の渋谷を他人のチャリで疾走するという技術も身につけている。
そして雄一も自転車に興味を持っている。
よって自転車を趣味とする。
今後は、
「俺、自転車で旅行するのが趣味でさ…」
「へーー」
という会話が繰り広げられるだろう。
ま、そもそも趣味の話なんてしないけど。
________
かつて何かのパーティーに出席したときの会話で趣味を聞かれたことがあった。
その時俺の職業は、確か建築デザイナーという設定だったので、
「趣味?そうだねー。グライダーかな」
とか言っておいたことがある。
相手の女性の評判は上々で、その後の会話が弾んだ記憶がある。
ま、相手が合わせたんだろうけど。
でもグライダーが趣味って、セレブなのかな。
すっごい褒められた記憶があるけど、俺そもそもグライダー知らないし。
あんなふわふわ空を飛ぶなんて、飛行機並みに信じられん。あれ?飛ぶもんだよねグライダーって??
でもセンスの良い趣味はその後の会話を潤すね。
別に連絡先すら聞かなかったけど。
ははは。酷いブログだね。
________
ふと締めを考えていて思ったのだけど、俺立派な趣味があった。
ショートスキー。
季節限定で、俺は寒いのと運動が苦手だが、あれだけは出来る。
滑ってる姿とか、普段の俺から考えると不気味なくらい不釣合いだけど。
でもスキーは好きだね。
特に言うと、リフトですっごい上まで行って霞む街を見下ろしながら煙草を吸うときが好き。
そこに人は誰もいなくて、何か穢れを浄化してしまいそうな陽が差していて、それは一面の白に反射して尚強力な光を放ちながら、張り詰めた空気に突き刺さるように。
…。
別にスキーじゃなくてもいいじゃん。とか思った君は正解だ。
yamamichi@虚飾
具体的には、
「俺、○○が趣味でさ…」
「へーー!すごい面白そう!」
とかそういうの。モテ系。
バンドのメンバーは比較的多趣味である。
(とくに雄一、タカ)
レコーディングの最中、車の話で盛り上がったり、バイクやF1の話で盛り上がったりするのに俺はついていけない。
それもそのはず、省みると
「趣味は読書。特に寒い日に布団の中で小説を読むのが好き」
「音楽聞くの好きだね。○○とか最高だね。暗いけど」
「映画好きだよ。リンチ作品は全部見た。ああいうの最高だね。意味分からないけど」
そんなことしか言ってない気がする。
これは持論だが、読書や音楽鑑賞はそれ自体、趣味とはいえないのではないだろうか。
少なくとも自分の場合、小説や音楽は空気を吸うのと同じくらい自然で、生活に必要不可欠な行為だ。
それは最早趣味とはいえない。
それは生活の糧。
…ダサい。
枯渇を埋める術。うん。
よってこの中で比較的当初の
「俺、○○が趣味でさ…」
「へーー!すごい面白そう!」
とかそういうの。モテ系。
という趣味に近いのは映画鑑賞であるだろうか。
しかし暗いし意味が分からないのを布団に入ってみるのが好きな俺にとってみると、
「俺、○○が趣味でさ…」
「暗い…見たまんまだね」
とかそういう反応だけで終わりそうだ。
付け加えると「見たまんまだね」と言った後に相手は苦笑するくらいの勢い。
という訳で趣味を見つけようと思った。
ということで、今の自分がもっともやりたいものを探ってみる。
・ショートフィルムを撮りたい。
・小説を書きたい。
・宅録したい。
・脚本を書きたい。
・漫画喫茶に入り浸りたい。
・ネットゲームに嵌りたい。
・サバイバルゲームがやってみたい。
・死にたい。
おっと。ノイズが入ったようだ。
まるでネタとしか捕らえられないような「やりたいこと」たちだ。
これは絶望的である。
続いて、まあ時間が出来たらやりたいな、と思うこと。
・テニス
・泳ぐ
・自転車で遠出
・旅行
ここまで来るとさすがの俺でも比較的趣味と言えそうなものが並んだ。4つだけど。
この中で特にやりたいのは旅行かな…。
でもお金ないしな…
と、ここでブレイクスルー。
自転車で旅行すればいいじゃん。
これはすばらしいアイデアである。
過去には実家から伊豆まで行った男。ここ最近は夜中の渋谷を他人のチャリで疾走するという技術も身につけている。
そして雄一も自転車に興味を持っている。
よって自転車を趣味とする。
今後は、
「俺、自転車で旅行するのが趣味でさ…」
「へーー」
という会話が繰り広げられるだろう。
ま、そもそも趣味の話なんてしないけど。
________
かつて何かのパーティーに出席したときの会話で趣味を聞かれたことがあった。
その時俺の職業は、確か建築デザイナーという設定だったので、
「趣味?そうだねー。グライダーかな」
とか言っておいたことがある。
相手の女性の評判は上々で、その後の会話が弾んだ記憶がある。
ま、相手が合わせたんだろうけど。
でもグライダーが趣味って、セレブなのかな。
すっごい褒められた記憶があるけど、俺そもそもグライダー知らないし。
あんなふわふわ空を飛ぶなんて、飛行機並みに信じられん。あれ?飛ぶもんだよねグライダーって??
でもセンスの良い趣味はその後の会話を潤すね。
別に連絡先すら聞かなかったけど。
ははは。酷いブログだね。
________
ふと締めを考えていて思ったのだけど、俺立派な趣味があった。
ショートスキー。
季節限定で、俺は寒いのと運動が苦手だが、あれだけは出来る。
滑ってる姿とか、普段の俺から考えると不気味なくらい不釣合いだけど。
でもスキーは好きだね。
特に言うと、リフトですっごい上まで行って霞む街を見下ろしながら煙草を吸うときが好き。
そこに人は誰もいなくて、何か穢れを浄化してしまいそうな陽が差していて、それは一面の白に反射して尚強力な光を放ちながら、張り詰めた空気に突き刺さるように。
…。
別にスキーじゃなくてもいいじゃん。とか思った君は正解だ。
yamamichi@虚飾
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