表現としての音楽は進化してるのだろうか、それとも退化してるのだろうか?
と、僕は最近よく考える。
確かに夏フェスは大いに流行ってるし、毎年多くの新人がデビューしている。
しかし、演る側は「本当に言いたいこと、叫びたいこと」があるのか。
聴く側は何を求めているのか。
それ以上に、音楽を目指す人が自分を表現する“場所”“チャンス”があるのだろうか?とも思っていた。
そこへ今回この『出れんの!?サマソニ!?』の話が舞い込んできた。
僕は敢えて、レコード会社のスタッフではなく、現役の尊敬するアーティスト達に声を掛けた。
恐らく「現在の音楽シーンの流行」とか「これが売れ線」という、レコード会社的な発想ではなく、このアーティスト達による、アーティストの為の選考が行われるだろう。
そこで、僕は「本当に言いたいこと、叫びたい」音楽、アーティストに出会える事をとても楽しみにしている。
是非、みなさんの熱い音楽を楽しみに待っています。
寺岡呼人
【寺岡呼人PROFILE】
1868年2月7日生まれ。広島県出身。
現在、自身のアーティスト活動と平行してプロデュース活動を行い、ゆず、岡野宏典、矢野真紀、ミドリカワ書房などを手掛ける。
また自身がプロデュースしたアーティストやリスペクトするアーティストとコラボレートするライブイベント“GOLDEN CIRCLE”を立ち上げる。
現在、再結成を果たした“JUN SKY WALKER(S)”のベーシストとしても活躍中。