そらくじら

漂うように空を泳ぐようにふわり、くじらのように。
聴いてみてくれたら嬉しいです(〃ー〃)v


「水たまり」

君に会う日は　いつも晴れてた
だからこんなにも　星に近づくんだ

手の届きそうな星　伸ばした手をつなぐ
君はとなりにいた　もう一人じゃないよね？
　
嬉しくて嬉しくて　あたしは涙見せんだ
やさしさをまたひとつ　胸の中にしまうよ

君に会えない　午後の青空
君は見てるかな？　どこで見てるかな？　

同じ空の下　なのに君が映らない
水たまりに落ちた　涙が空を揺らすよ　

淋しいね淋しいね今日は君がいないよ
会いたくて会いたくて君にこの想い投げたよ

悲しくて悲しくて　あたしは涙見せんだ
やさしさがまたひとつ　胸を締めつけるよ

あたしの心をくすぐる君の手は
なんでそんなに温かいのだろう？

悲しくて悲しくてあたしは涙見せんだ
嬉しくて嬉しくてあたしは涙見せんだ

会いたいよ会いたいよ　君に会いたいよ
水たまり飛び越えて　君に会いに行くよ


「はねのないねこ」

手つないでた　はぐれないように
あなたの中　深い森で

こわしてしまおう　町に帰る橋
あたしとあなたの　お城を築くの

風が吹いて　揺れる波に
浮かぶ船で　木漏れ日に溶けた

あたしは羽のないﾈｺだよ
あなたの上から怯えて下りられない
あたしは羽のないﾈｺだよ
飛べないあたしを嫌いにならないで

目瞑ってた　夢が覚めないように
あたしはまだ　幼いまま

とかしてしまおう　照りつける太陽
あたしとあなたの　影は重なるの

風が頬を　そっと撫でる
和らぐ熱　２人だけの温度

あたしは羽のないﾈｺだよ
あなたの上から怯えて下りられない
あたしは羽のないﾈｺだよ
飛べないあたしを嫌いにならないで

いつも　気まぐれなふりで
困らせてばかりだね

あなたは羽のあるﾈｺだよ
あたしの世界を自由に飛び回る
あなたは羽のあるﾈｺだよ
飛べないあたしを置いていかないで