想いは風に乗って音になってゆく
小さな窓を蹴って飛び去ったウサギ
望遠レンズの目、電気の光
「C」の字、便利な手 磁石がカチリ
君の産みの親とても偉大な指導者
誰もいない国 静かに回るモーター
もうすぐだよ
かすかな作動音は感情に似てる
こころの歯車をカタカタ揺らす
時間がなにもかも透明にしてく
またたく星のうなり 寄り添うウサギ
くずれかけた街 砂に白くつつまれて
君の足跡が 描く四角いモザイク
ずっと待ちわびたはずの言葉はなんだろう
誰かのメロディー 深くうなだれたビルで
静かに歌ってる