境界 U-kI:K. ver.
-1st verse-
今僕がいる場所は此処ではない何処か遠く
身体と心とが分離されている感覚
錯覚かどうかすらも今の僕に解からない
まんまるな月が僕を嘲笑うように見てる
鼓動音が響く 足は地についてない
深呼吸 嗚咽 息すらもままならない
二又に分かれた枝道を眺めながら
その先に見えるは希望若しくは絶望
回りだした乱数 Aボタンは僕次第
たった一つ簡単な動作をするため
要るものも要らぬものも全て投げた結果
憑いて来たのは生死表裏一体の問いかけ
逃走は人生の敗者
圏外の携帯にヒントなんて在るはずも無く
時間だけが経過して残された生か死
どちらに転ぶか神のみぞ知ろう

-hook-
神が振ったダイス 結末には未だ届かない
神が振ったダイス 切なくも今鼓動は無い
終始物語は終わらない 積もる業の灰

-2nd verse-
生きとし生ける者全て対を成すもの
勝敗や強弱 振るいかける境界
僕が歩む人生 悉く評価1
了解を得られない選択肢 後悔
他の人の思考回路 異端なのは僕のほう
瞼閉じ耳を塞ぎ でも聴こえてくる
脳髄の奥の方から劈く声
「こっち側に来ればいいじゃない」

-Bridge-
また少し また少し 月が徐々に傾く
また少し また少し 折れる心プラスチック
ガラス越し あと少し 僕は気付いた
砂時計が示す時刻ならばそう残ってない

焦りだす焦りだす心 かける追い討ち
二又の交差点 僕の答え 歩き出す
正か否か解からないが戻れない生か死
正解は選ぶこと、やがて見る朝の日