月 追いかけてくる 不思議
幼い頃のいつかの感覚
夜の奥の星を見て
僕は過去を見たのです
あの頃の僕らは
何も知らないから
何にだってなれたのさ
夏の日と蝉時雨と
目を輝かせる僕は陽炎
いつかの僕と同じ場所へ
同じ気持ちになれない現在
透明なものは見失い
いつの間にか僕らは
あの頃の夢は散れど
所以にすがり魔法は解けても
何処へ行こう?
空を飛ぼうか 虹の橋を渡ろうか
真っ白な空 僕は何を描く?
いつだって僕らには
何だって掴める手と
何処へでもいける足があるのに
何故だか、僕らは
冷静で損得を計算をする
それを何かのせいにしてさ。