バイバイ横浜
僕が灯りをけしたのは
年齢(25)に乗せられてじゃない
格好良く言えば今年の冬が
生まれて初めて温かかったから

夜が溶け出すのを待って
愛する彼女に電話しよう
きっと大好きなピアノ弾きの歌と
ミルクで疲れを癒してる頃だろう

僕はと言えば、
アメリカ煙草へのこだわりも
随分前にあの公園のベンチに置いてきて
今はね、
他の誰かの歌を書いているよ
君と暮らしたあの街を忘れようと

バイバイ、横浜…バイバイ…


あれからもう何年も経って
携帯も財布も新しくなって
見える海だって違う遠くに来たのに
今でもふと君の笑顔が浮かぶ時がある

僕はと言えば、
週末、異国の車で黒い音、体で聴きながら
街へ出ることもなくなって
今はね、
他の誰かと見つけた静かな道を
二人でラジオ聞きながら走っているよ

燃費が良くて関心してるんだ

横浜…バイバイ…バイバイ