一輪桜 -ichirinzakura-
作詞・作曲 / 蔵本孝徳
風で折れてしまった
細く小さな枝
遠い春を待っていた
したたかな蕾よ
大事そうに抱えながら
まだ大丈夫だと
持ち帰って水の入った
小瓶にそっと優しく挿した
今もこうして生きているから
描くすべての闇を乗り越えてゆく
今もこうして生きているなら
いつか優しい想い出になれ
ありきたりな別れのように忘れていく
くだらない街を抜けて
誰かの声に耳を塞ぎ眼を塞いでも
聞こえてくるけれど
かけがえのない確かな想い
忘れていくから 季節は巡る
今もこうして生きているから
描くすべての闇を乗り越えてゆく
今もこうして生きているなら
いつか優しい想い出になる
春の風に乗せて
チリヌルヲワカレ
<以下省略>
・・・