山小屋 鍛冶屋のピーター 刀を作り続ける
夕焼け 伸びる影が トンカチ振り下ろす
ピーターは人が大嫌い 女の子も抱いたことがない
唯一いろんなドングリを集めることが楽しみさ
火の粉か空中に舞って 山小屋 赤く染めた
流れる汗をふき取って トンカチ振り下ろす
静かな森の奥 狼の遠吠えと ピーターのトンカチが 鳴り響いて 鳥が飛ぶ
異国の空の下で 戦争の火が上がり
少年の首を切るのはピーターが作った刀さ
けれども刀打ち続ける 唯一の生きがいだから
流れる涙ふき取って トンカチ振り下ろす
鳥たちは南へ 真っ白な雲を抜けて
ピーターは刀を打つ 雨の日も風の日も
さよならさピーター もう手遅れだ
さよならさピーター グッバイピーター