凍えるような 寒い太陽のない日に
僕は一人で街を歩いてた
突然 土砂降りの 雨が降り出した
傘を持ってたが差さず投げ捨てた
忘れられない物を
全て流そうとしたから
だけど忘れられるはずもなくて
冷たい世界を走り抜けた
消えて 消えて 僕の過去
消えて 消えて 君の過去も
一つ一つの大きな粒が
僕に突き刺さってゆく
ただただ痛いだけかじかんだ
手がそう訴えている
深い深い悲しみに
飲み込まれそうだ
忘れようとすればするほど
忘れられないとはこのことか
消えて 消えて 僕の記憶
消えて 消えて 君の記憶も
アスファルトの地面に倒れ掛かった僕は
雲しかない汚い空を眺めてた
そんな空から一つの光が差し込んできた
一瞬で君の笑顔が浮かんだ
消えて 消えて ばっかうるさい僕は
もっと もっと 強くならなきゃいけないのに
こんな 雨にも 消えてほしい 過去に向かって
君を ずっと 守り 抜くからね
雨が大嫌いな君に
晴れたから今から会わないかい