昨日までの嵐が まるで嘘のような水色の空
大きな入道雲 水面のきらきら 風を受けて舞う鳥
悠然と流るる河が 映し出す名画のような風景
このままの全てを はるか彼方遠い街にいる 君に届けたい
蝉時雨 木の葉擦れる音 せせらぐ水の和音
響き合う全てに包まれて 色んなものが込み上げた
このままの全てを はるか彼方遠い街にいる 君に届けたい
いくつもの山を越え いくつもの雲を越え
同じ空の下 君の街まで 届いておくれ
ふと風に吹かれて 見上げた空は果てなく
今 僕のいる場所と君を つないでいる
君は今 何してるの? 新しい暮らしは どうだい?
次に会えるのは いつだろうな
僕は唄う 想い糸でつむいだ旋律
流れる雲と風に乗って 絵葉書のように 君に届け
いつでも想ってるよ どれだけ離れても
ささやかな願い込めて 今 放つんだ
遥か遠い君の街 僕はただ唄うよ
声を枯らし 君の心に 届きますように