両生類
嘘で固めたような
ありふれた言葉で
さよならをしたのは
苦し紛れの言い訳だよ

前が見えないほど
降り続く大雨
一つしかない傘は
帰る途中で開いたようだ

未完成なんだ

君が望んでいる未来は
ここにはない

見えるかい?
そうだ空に届くまで
あと少しもう少し
描いていたいだけなんだよな

今にも壊れそうな私の心には
ずっと離れていても色褪せない世界があるんだ

君に触れたような
そんな気がしたのは
暑い夏のせいだろう
振り返れない昨日のようで

未完成なんだ

時代が望んでいる
未来もここにはない

見えるかい?
そうだ空に届くまで
あと少しもう少し
描いていたいだけなんだよな

今にも壊れそうな私の心へと
ずっと深くへ流れていく涙を見たいと思うんだ

もっと深くへ
ずっと遠くへ