気付くと 手を伸ばして
あたしが火をつけると
「安らぎ」「落ち着き」そして「苦さ」をくれる
たばこみたいな あなた
強めのメンソールは苦さを紛らわしてくれる
その度に 冷たさもくれたね
あたしがいくら熱い火を注いだって
あなたは冷たく 灰になっただけだった
あなたへの想いは
黒く身体に残って
気付くと依存してしまう
そんな身体になってた
たばこみたいなあなた
煙を吐くのと同じ様に 嘘をつき続けた日々
その度に 秘密が増えたね
あなたがいくら過ちをおかしたって
あたしはかまわない そう愛した人だった
強めのメンソールは苦さを紛らわしてくれる
その度に冷たさもくれたね
今、あたしの右手にはあなたの手じゃなくて
茶色いフィルターだけが 残った