運命に弄ばれて
辿り着く先に濡れて
求めの儘に窶して
此の身ひたすら穢して
華やぐ宴の後で
乱れた乙女独りで
過去も未来も憂いて
静寂に唯泣き立てて
愛し合ったあの人と血の色こそは等しく
でも私が映ってる 嗚呼、瞳の色が違う
抱き合ってたあの夜の記憶だけ生々しく
「ねぇ?私を覚えてる?」
ワルツを踊りましょう 出鱈目なステップで
心は殺しましょう 胸にそっと手を当て
褥に悶えましょう 潮香る部屋で
貴方を忘れましょう 浮き名の下に果て