ツキサユ

人ごみの中 僕は一人であの月を見ていた

冬の街は寒くて一人で歩くのには、寂しくないって言ったらそれは嘘になるよ
だから僕はポケットに缶コーヒーを忍ばせて、覚えたての煙草をくゆらせておりました

君を見てると『これでよかったの?』がわからなくなるんだ
あのとき言った言葉も全部うそだったのかな?

通り過ぎる人たちが幸せそうに見えて あんなふうに生きれない自分を恨みました
上手く笑えることもできずに受け入れるので、精一杯だった自分を受け入れることができず

人ごみの中 僕は一人であの月を見ていた 
そこに意味などあるわけもなく一人たたずむ
君に会えればそれでよかったんだよ それがなんで?
あんな言葉は聞きたくなかった これでおわりだね