静かな世界
ブレルこの意識は 剥がれた心をむき出しにして
ただ立ち尽くして 海に映る景色を見て

染みたあの死海の感覚を思い出し
世界を旅したあの頃に見た景色が
目の前に広がる

風に煽られて 罵倒を浴びても
立ち上がる 何度も
膝が壊れても…
友が見てる

現実は煩わしさと裏切りのこの壁の中
心は引き千切られ
木の葉は今 眠りに落ち 鳥は囀ことをやめ
静寂が包む今

瞼とゆう断崖絶壁から 涙と共に一つの存在が
この河に落ち 微生物と共に流れてゆく
いつしかそれは川辺の根に辿り着き
吸い込まれ 木の養分となり
いつか綺麗な花を咲かすだろう
そんな事を想う今 黎明と日没が区別できなくなり
この視界がブレル

光りが差し込む森を そのまま進んで