どうして、遠くはなれても時は過ぎてゆく
戸惑い抱えたまま
たとえ ただ、繰り返すとしても
夜明けの鐘は鳴り響く
都会の風が体をすり抜けて
色あせない 言葉が脳裏に響け
遠くに行ったモノを見て、それが自分だと
認められない事も
離れた距離も時間と想い出も
日々に淘汰され薄れてゆく
情報の量にレールを敷かれて
本当の涙の意味もわからずに
冷たく砕け散った羽 拾い集めても
もう元には戻らない
君の震える声だけがまだ
そこに消えずにいるようで
どうして、何も変わらずに時は過ぎてゆく
ひとり残されたまま
遥か 先に見える夢のため
僕はまた少し歩き出す
どうして、遠くはなれても時は過ぎてゆく
戸惑い抱えたまま
たとえ ただ、繰り返すとしても
夜明けの鐘は鳴り響く