一人きりのこの部屋の
窓の向こうには
見慣れた景色が
広がっている
恋に破れた一人の少年が
歌っている
悲しみを堪えきれずに
ただ泣いていた
激しい雨に打たれて
一人歩いていると
あの時を思い出す
壊れた二人の絆は
もう元には戻らないよ
そう…あの日の雨のように…
時間が過ぎ何も無い日々を
過ごしている
遠ざかる過去なんて
もう消えていた
けれど心の奥に残っている
それはあの日の
雨の音と曇った空と
遠ざかる心
時の流れの速さに
戸惑う事もあるけど
今を強く生きて行こう
この季節になるといつも
あの事が蘇えるよ
そう…この降る雨のように…
激しい雨に打たれて
一人歩いていると
あの時を思い出す
壊れた二人の絆は
もう元には戻らないよ
そう…あの日の雨のように…