アロワナの泪
目からウロコが落ち 流れてくね 君は素敵だよ

ワイングラスの中 歪んで見えるね 何も言わずに


たまには海の様に広い場所へ行こうか? 君は逃げる

両手でつかまえたいよ

言葉じゃうまく うまく言えないんだよ



確かなものは無い事は確かだね 耳をすましたら

誰かの"幸せ"を泳いでるね 愚痴も言わずに


「僕がいなきゃ」と高をくくる 「優しすぎる」と責められても

それでも君が好きだよ 乾いた頬に泪が流れてく



輝く海の様に広い器(こころ)はないが いつも側に

寄り添って泳いでやる

明日になれば君はいない

その泪、泳いでやる

やがては海へ…

海へかえる時を…

流れてゆく