長い長い夜の始まりに僕は伸びきったカップ麺と一緒にふやけていた
煙草を吸ってから不貞寝しようとしたけど心の奥の方でまだ何かが燻っていた
二階の窓から真っ黒い鬱な空へ唾吐きかけてみたけど「うん」とも「すん」とも言わない
多分此処には明日なんて無いからこの部屋を飛び出して探しに行ってみようか
朝に追い越される前に 街の目が覚めないうちに
夜が暮れてしまう前に 月が沈んでしまう前に
明日が恐かっただから眠れなかったそんな事しなくても朝はやってくるのに
一日が足りなかった100時間欲しかったそんな毎日がもどかしかったなら
朝に追い越される前に 街の目が覚めないうちに
夜が暮れてしまう前に 月が沈んでしまう前に
手探りの状態で明日を探しに行ってみようか
真丸お月さんが顔出してくれたから
もう少し足を踏ん張って探しに行ってみようか
朝に追い越される前に 街の目が覚めないうちに
夜が暮れてしまう前に 月が沈んでしまう前に