CASANOVA COMPLEX
恋なんて 所詮 幻想 脳内麻薬の悪戯
あの頃の俺はそう嘯き 快楽の海を漂う Night & Day―

Midnight Cruise 果てしなく 欲望渦巻くこの街で
Midnight Bloom 貞操なき 扇情的な眼差しに

素早くChase 胸元へ はじけるシャンパン 泡の如く
情熱的なRendezvous …そして 二時間後には腕のなか
だが二人の未来に興味はない いま Looseな雌蕊が欲しいだけさ

Day-dream Girl 麗しく 透き通るような白い肌
Brand-new Doll 曇りなき 純情可憐な横顔に

優しくKiss 耳元に ささやくロマンティックな台詞で
とろけるようなRendezvous …やがて 清楚な仮面 剥がれ落ちる
だが“永遠”なんか誓わない ただ 淫らな素顔が見たいだけさ

恋なんて 所詮 幻想 信じても いつか足元 すくわれるなら
Gameだと割り切り駆け引き楽しめばイイ

消えることない虹なんて だれも見向きは しないだろう
めくるめく 刹那の悦び 積み重ねりゃイイのさ Casanovaのように

Day by day あてもなく 蓮っ葉な日々 泳ぎ回り
Time goes by 意味のなき 出逢いと別れ繰り返し 

全てがFake 最初から 解って始めた 遊戯だったのに
満ち足ることないRendezvous …いつか 虚無感の波 飲まれてく
嗚呼何処へ流されていくのか? 嗚呼 一体何が欲しかったのか?

崩れゆく自意識の欠片 砂で作った器のよう
何ひとつこの手にない 闇雲に 撒き散らすだけで

本当はただ逃げていた 傷つくことを恐れていたんだ
まやかしと現実の間 辿りついた出口はParadox…

恋なんて 所詮 幻想 だけど麻薬が切れた後
それでも 残ってるもの それが愛という名の真実なんだと―