幸せの唄
作詞・作曲 設楽馴
荒れ果てた瓦礫の道を少年は歩く
鈍く光るナイフを右手に握り締めて
泥だらけの服を着た少女がその後を追う
哀の色をした花を左手に握り締めて
「何が正しくて何が間違っているのか分からないよ教えてくれよ」
泣き崩れる彼を抱いて少女は叫ぶ
「生きて生きていいんだよ君は精一杯生きて良いんだよ
愛して精一杯愛してその為に生まれてきたんだろ君は」
どうせ邪魔になるのなら作らなきゃ良かったと
ビールを片手に年を取った子供が偉そうに語る
いくら愛や夢を他人が語ろうが響きやしないねと
冷め切った心が本当に求めている事は
クズだと終わらせようかと彷徨うように逃げる君は
自分の作ったそのルールで動けなくなっているだけだ
もう行けるかい君が思うその幸せを描く事は
恥ずかしくも手遅れでもないなあそうだろ
生きて生きていいんだよ
君は精一杯生きて良いんだよ
愛して精一杯愛して
その為に生まれてきたんだろ
君は 精一杯
生きろ