忘れもの
すり切れた古いアルバムの 君は悲しそうにうつむいていたね
この場所にまた帰ってくると 僕は誓う

切ない色した風は やけに冷たくて 震えていた
君が笑った あの壁に書いた落書き 忘れないでいる

お別れの言葉を受け止めた 弱い自分を見せるのがいやで
どこまでも君は遠くの世界へと 離れて行くの

僕はどうしてあのとき 素直になれなかったの
伝えられないほど寂れた想いを乗せて 僕の忘れもの

格好悪いとかダサいとか 大人ぶった自分を演じてる
本当の自分を隠して
後悔して 苛立って 諦め 慰めた 僕は...

そう 僕の隣り 隣りで笑う 笑う君を 君が僕を 僕と君が シンクロしたんだ

笑えたんだ 過去じゃなくて 君の事が 今も好きだから 嘘じゃないから
曇っていた 空も晴れた 僕は決めた 想いよ届け 僕の忘れもの