創世
創世


誰も知ることのない 泡沫の夢の続き
一人 瞳を閉じれば 見えた ただ一つの憧憬が

真昼の月の灯火 身を焦がすかのように
真っ直ぐに見つめていた
永く遠い日々の中 沈んでいく

誰も触れられない 暗く深い奥底で
一人 瞳を開けば 見えた ただ一つの現実が

滅びゆく世界に立ち 静かに時を迎え
握りしめた手の中に 誕生と終焉 そして運命だけ

貫く痛みが塞ぐなら また何度でも
この声が届くなら 希望は続く まだ涸れはしない

最期の時 裁きの矢と
意思の掟 終わらない

この鼓動感じて もう還らない 還れない
命が叫びを上げて 始まる 導かれるまま