星野

パパからのおろしたてシューズ
かつかつ自慢げに　黒だから長持ちすることだろう

身体がついてくるよう　火を噴くかのよう
いつものをちょうだいなんて聞きたくなかったが
ドットを刻んでく　もとい線になる
飛行機の轟音頬をかすめる　冬花火でもいかがですか

もう仕方がないないな　その視界からいなくなろう
そんで全部ひっくるめて愛でてみよう

クリスマス　今夜は眠れる気などしない
あいつにバレる前に風になってよ　海の向こうでは戦争
柔く細い雪道ですり減らす
綱渡りショーの幕は上がってるよ

不安定という安定がやおらいい塩梅に噛み合い
久しぶりの再会
ずいぶんさみしくなった額に
友は然るべき絵具を揃える

バルス　僕ははにかんで　前を見た