幸福なんて 雪より淡く
女神様は 氷より冷たいのに
春みたいに めぐりくるものと
どこかで勘違いしていた
自分をどれだけ憎んで嫌っても
答えはでないけど
ひびわれた鏡の中にしかない
本物の心(カケラ)を探す
どうして?こんなにも 泣きたいのに
涙は一粒もこぼれない
どうして?どこに
置き去りにしたんだろう?
思い出せないよ もう
雨の朝の 灰色のノイズ
耳をすませば 聞こえるストーリー
人生と同じ 決まりなきリズム
ささいな始まりと 突然の終わり
崩れかけた階段をかけのぼるみたいに
振り返っても 戻ることは許されない
遠く輝く記憶のともしびが
せめて うずもれぬように
どうして?大切なものほど
つかめない 間抜けなこの手は
よくばりじゃないはずだよ
求める愛はたった一つなのに
どうして?こんなにも 泣きたいのに
涙は一粒もこぼれない
どうして?なくさないと
気づけぬ愚か者 いつまでたっても