「君の世界には僕はいますか?」
月を背に微笑む姿は
凛としなやか 花びら舞って
それはそれは鮮やかに
椿の花咲く頃 色づく季節をただ感じていた
透き通った瞳は 言葉にならないほど美しくて
例えるならそう 雪月花
「君の世界には僕はいますか?」
月を背に微笑む姿は
凛としなやか 花びら舞って
それはそれは鮮やかに
月の雫こぼれ落ち手のひらではずんで
見えない言葉も見えた気がしたんだよ
どうせかりそめの花だって言うなら明日を望むから
絵空の夜
八重咲きの君を
届かぬ椿の艶に惑って
それはただ綺麗な色彩
散り際もまた 興を誘って
咲くを待ちわびている
「君の世界には僕はいますか?」
月を背に微笑む姿は
凛としなやか 花びら舞って
それはそれは鮮やかに