覚えているでしょう 崩れかけたこの道の上で
止まない雨の中ひとり濡れてた君の影を
捨てられた人形のように瞬きさえしないままで
孤独だけを映しだす瞳
私を吸い込む
それから私の闇は動きだしてく
外側に抗えない内側が泣いていても
君を守りたい 君を傷つけたい
交差する思いのまま
だけど繰り返し同じ夜の中
明日も致死量の愛を注ぐよ
空は長い月が昇る 動きはしない君と
時間だけを過ごす
夜はこれからまだ更けてゆくのに
体中に絶えない傷
強がる姿がみたい
青いプラスチックの目は
何を憂えて何を見てる?
この闇の中へ迷いこんだ時から
全ての歯車は廻り始めていたのに
どうして君は何も言わないでずっと
そこに座っていられるの?
涙を流したその時 蘇った記憶
あの日も君は泣いていたの?
雨で消されていった 涙の跡わからなくて
初めて気づいた自分の過ちにさよなら
あれからどれくらい耳を塞いだままでいたんだろう
自分に吐いた嘘に
塗り潰された心の奥の悲鳴が響く
そこにある真実さえ受け入れられないほどに
君はいつものようにそばにいるけれど
もうわたしを見ることはない
君を守りたい 君を傷つけたい
交差する思いのまま
だけど繰り返し同じ夜の中
明日も致死量の愛を注ぐよ
空は長い月が昇る 動きはしない君と
どうしたらいい?
夜は、夜はこれからまだ更けてゆくのに