LILT
晴れた日の朝に零れる日差しを
訳もなく 今、掴みたくて飛び出す

僕たちがいつか見下ろした景色は
適当に切り取って 繋ぎ合って

ささやかに歌う鳥が扇ぐ風
雲のない空をただ泳ぐように

雨の日の窓に流れる雫が
偶然に重なって 溢れ出して

鮮やかに架かる虹が示す色
音のない森をただ飾るように

沈みゆく紅は僕らの世界を
忘れていた日々へそっと戻してゆく

THE BIRD LILTS THIS SONG