「クラッシュして消えたデータも最初から想定の範囲内」
危うさはあなたのイメージを鮮やかに濃くする
意識半分、書き換えられていく青の画面
羅列を続けて
あなたを空っぽにして灰を掬う人になりたいな
私の結晶にそれを撒けばもう何も怖くない
闇雲に叫ぶのをやめておとなしく なんてやめて
醜さであなたのイメージは台無しに焦げ付く
一人焦燥、描ききれない青写真なら燃やしてしまいたい
ああ、とか、ねえ、は邪魔なんだ
どうか嘘をついていてくれないか
私を奈落の底に落とせるのは今もあなただけ
あなたの後ろ側にいつでも灰を見ていたいな
その色でこの瞳を塗り潰せば盲目でいられる
そしてあなたの最後の時には灰を掬う人になりたいな
私の結晶にそれを撒けばもう何も怖くない