女神の所在とマイ・ワンダフルワールド
斜に構えていた十代の青臭くウブな思い出
思い返す度 掻きむしりたくなるんだ

イヤイヤイヤ

何に問わず少数派に 時にオンリーワンを強調して
将来バクゼンだのに大物にと

イヤイヤイヤ・・・

こうして
頭の中の『ワンダフルワールド』
自己都合で奇跡

どうして
確かなのに不確かな方に
ふらふら過ごした時代を
悔いても繰り返す嘆き

だんだん世の中がわかり始めたんだ
女神(ヴィーナス)などいない
タダで貰えるモノもない
淡々と積み重なる日々
いつか訪れる死

イヤイヤイヤ・・・

欲してる
不安無き未来『ワンダフルワールド』
自己満足の世界

想像して
したい時だけしたいようにしてる
いやいや多くの人たちは
矛盾にも準じて働く

だんだん自らが分かり始めたんだ
才能が無い
ただ流され努力もしない
なんて不誠実な日々

光をくれよ 少しで良いから
少しでもありゃ今夜越えられる

光をくれよ 有り余るほど
それだけあればきっと生きてゆける

だんだん自らが分からなくなってる
信ずべきは何?
僕の為だけの『ワンダフルワールド』
きっとこの世には無い

そして
だんだん世の中に合わせ始めたんだ
女神(ヴィーナス)を拝み
タダで貰えるモノは貰い
何か幸せな日々

それでも訪れる
いつか訪れる
必ず訪れる


「斜に構えていた男のあるひとつの静かな人生」