夢から覚めたら
雨の音が聞こえて
部屋は暗く
過ごす日々は冷たく
あの日の思い出の私は
すごく笑ってて楽しそうで
それを他人目線でみる
あなたはどこの誰なのと少女は問う
もう戻れないと知っても
諦めきれない私は
溺れて沈んで
愛して暗くて
もう帰れないと知っても
大人になれない私を
時間が少女がナイフで
殺そうとする
傘を差したら
やけに重く静かで
霞んだ空を
見上げて滲んで
あなたは私忘れて
笑顔でいるのですか
もう一度願う私を
冷たく鋭い言葉で突き刺してよ
もう戻れないと知っても
諦めきれない私は
溺れて沈んで
愛して暗くて
もう帰れないと知っても
大人になれない私を
時間が少女がナイフで
殺そうとする
悩んで悔やんで
苦しくて痛くて
声を押し殺して
独りで泣いて
もう戻れないと知っても
もう帰れないと知っても
わかってるよわかってるよ
知ってるよ聞こえてるよ
変わるということは
私を殺すこと
でもでもでもでもでもでもでも
腫れた目をした少女は言う
そんな辛い思いしてるのに
なんで諦めないの
なんで思うの
あなただってわかるでしょう
この涙の理由が
この痛みの意味が
愛するって事なら
私は受け入れるよ