遥か遠くを見据え
追い掛けても、追い掛けても
近づけはしない
無情な雨に流されて
本当は聞こえているんだ
恐れるものだって沢山ある
時を刻む音が鳴り響いている
握りしめた この決心しかないけど
たった一度限りの花ビラだったっていい。
それでも、愛しきこの地で全てを賭けて
鮮やかに咲き誇る
「何もかもが上手くいくわじゃないよ」
不安げなあなたの顔。
そんなこと僕だって分かってる
ここで終れやしない もう行かなくちゃ
さよなら...
最後の夜 生まれた地の桜は、淡紅く
せつなき別れと始まりの色に見送られ旅立った
共に散りゆく その日まで この手の温もり感じよう
ちりばめた空 それぞれの想いをのせて 夜の桜が如く舞い上がれ
たった一度限りの花ビラだったっていい。
それでも、愛しきこの地で全てを賭けて
鮮やかに咲き乱れる