都民
どうせ夜は寝れなくて その脳髄吹き出すまで現代人 思考で潰されて
思考の末ゆえ人身事故の朝が来てそれでも列車は進むよ 小田急線 都民の屍を超えて

君を失うことに怯える日々も終わったと女は泣く
線路に散る戦友 下北のノイズ 楽隊の演奏に女は沸く

何も無い暮らしがしたい ずれ込むように今日の陽は落ちる
堪え難い鳴る耳が痛い 巻き取るように踏切は歌う
つぶって聴いて、ただ声の色 黙って聴いていてその燃える色

代案も無き批判飛ぶ その感情吹き出すまで ディストーション 前頭葉に乗せて

何も無い暮らしがしたい ずれ込むように今日の陽は落ちる
堪え難い鳴る耳が痛い 巻き取るように踏切は歌う
つぶって聴いて、ただ声の色 黙って聴いていてその燃える色