秘密
テーブルを囲んで 楽しく食事をとる
自然と笑顔がこぼれてきて 私は幸せだった

突然鳴る電話はまるで目覚まし時計のよう
まだ起こさないで私のケーキが来てないの

夢のような物語のなかでもがくようにあらがって
声にならない声はあなたまで響かない

私はあなたの秘密 
タンスの中でかくれんぼ
誰にも開けてほしくなかった 
誰よりもあなたに見つけて欲しかった

目を見て話すあなたはまるで機械仕掛けのよう
そっと触れてみたくて 手をのばして 頬にキスをした

本当の声が聞きたくてあなたばかり責めていたけど
私が好きになりすぎてたのね

私はあなたの秘密 
たった二人でかくれんぼ
狭くて苦しいとこでも 
あなたと二人きりなら幸せになれるの。

時計の針が12時を回る頃
二人をつなぐ魔法は消え始める
あなたは帰る場所が有るかもしれないけれど 
わたしはどこにも帰りたくない

私はあなたの秘密 
タンスの中でかくれんぼ
誰にも開けてほしくなかった 
誰よりもあなたに開けて欲しかった

私はそこから飛び出して
自由な世界を求め始めた
夢から目を覚ますように 
いつの間にかあなたはいなくなってた

忘れかけた頃にあなたを夢にみるの
この夢の中で笑顔に包まれてあなたと一緒に眠りたい