確かそれがキッカケだった
毒もトゲもない一言
引き付け合ってた空気の真ん中に ヒビが入った
どこで道を間違えたんだろう?
前は一緒に笑ってたのに
2分前に時を戻しても 正解する自信がない
忘れていたのか 温めてるのか
答えがなければ見分けられない
手当たり次第ボールを投げたら
真っ暗な空見上げ 静かに待つだけ
傷つけないように 傷つかないように
ガラスのカケラを掻き分けてゆく
浮かんでは飲み込む言葉 背中に集めて
この世界に一人取り残されても
誰かの顔色 きっと探してる
ホンモノはどこにあるの?
月夜に虹がかかる
その気もないのに愛想振りまいて
どうでもいいことに絡まれる
目を背けても 首をかしげても
ハンパな優しさ 沁みついてしまう
傷つけないように 傷つかないように
小さな原石掘り進めてゆく
真実に近づきたい その想いだけで
いくつもの色を放ってみたって
光のない場所じゃ なんの意味もない
誰一人気づけないまま
月夜の虹が消えた