そして落陽と共に
手にした感覚
集約する焦点の先に
立ち籠める
幻覚と彩りと
困惑と混乱の思考
いつからか止まらない眩暈が
織り成す無機質な誘惑を
振り払うことも出来ずに
ただここに在ることさえ疑う
この先に続く集合の意識
確かめる言葉だけ頼りに
いつまでも終わらない痛みを
声も無く叫び続け
凄然と立ち尽くす
この違和感と共に始まる
完全な時間の終わる瞬間を
全てを把握する錯覚の中で
壮絶なまでに体感し
終末の戦慄を
過ちの結末を
手に入れたその意味にさえも
気付くことなくただ振り翳す
燦然と光立ち
冷然と傷み湧く
狂想繰り返す
そう
悲痛なまでに
そして えずき出した「胎動」
(生命と化した存在)
そして えぐり出した「新生」
(体系と化した再生)
狂想繰り返す
そう
悲痛なまでに
衝動その意味確かに
そう
ここに在る
「創世」その光として
(生命と化した存在)
「鐘声」打ち鳴らした信仰
(体系と化した再生)
そして えずき出した「胎動」
(生命と化した存在)
そして えぐり出した「新生」