station
自分らしさって迷路に迷い込む日々
みんな変な帽子かぶって横顔は無防備
「お疲れ」って肩から落ちていく金メッキ
八王子行き乗り少しづつ消えていく街の灯り


喋り疲れた口元が妙に寂し気
一生追いつけない理想追い続ける人生
水曜、週のど真ん中、気持ちはいたってニュートラル
町田station発の各駅停車もそれぞれに途中下車はない


探し回ってる割に何も手に入れてない
居心地の良かったあのベンチもどっか行った
素通りする度に思い入れもすり減って忘れて
腹減った頃に思い出して涙ぐむ






これは正に俺の人生ってグラスに注ぐお気に入り
後味には不思議と広がる懐かしいフレーバー
粋のいい鮮度保つのが難しいね
また吊るされた干物みたいに育った町を眺め


都合のいい解釈で「生き方」って説いても
そんなモンいつまで信じて歩いていけるつもりなの?
現実の壁は見ないで理想を口にするんだもん
ほら奇抜な予言も本気で言うなら俺もつき合うぜ


探し回ってる割に何も手に入れてない
居心地の良かったあのベンチもどっか行った
素通りする度に思い入れもすり減って忘れて
腹減った頃に思い出して涙ぐむ