花曇り、雨
どうでもいい
どうでもいい
どうでもよくも

じゅげむもゴマも等しいから
欲張りの奥の手なのさ

笹の葉まるめた舟みたい
そんな事とうに飽きて
もっと至極の滑走を求めて止まない

四十万まで夜の
四十万まで届いて

そうして、きら星盗む
あか紫と群青を飲む
どろどろになる

どろどろになった僕に
山桃の実が鮮やかな水玉落す

でも止まない