朝もやの街角に眠るこの日々が
残ったすり傷そっと撫でる
酒焼けたしゃがれ声響く路地裏の
ゴミ箱の上で猫が死んでた
青いラムネの瓶に光るあの日の言葉
色彩の褪せた街走って抜ける
奇異の目を全身に受けながら
やがて漂う懐かしいその香り
もう、すぐそこまで
青いラムネの瓶に光るあの日の言葉
忘れた記憶の底にひそむ憧れ
辿り着いた故郷の海
昔遊んだ白い砂浜
この身を投げ出すその前に思い出した
誰もが羨むような道をいきたい
幼きあの時の夢の代わり
砂の城固めて悦に浸るけど
すぐ、波が攫った