両耳を塞いで歩く
外は雑音が多すぎる
人の刺すような目線が
今の僕には辛すぎる
期待はずれに進んで行く
見通しのいい道の上で
訪れる別れ道を
無理やり通り過ぎる
脳みその真ん中まで手をつっこんで
リセットボタンを押すさ
何も知らない方がよかった
何も何も何も
頭(こうべ)を下げて歩く僕が
見えますか?わかりますか?
この人ごみの中で
見えますか?
拳握りしめた爪の痛み
優しい優しい
叫び散らした喉の痛み
優しい優しい
誰からも見えてなかった僕
痛みが何よりもやさしい
その無責任な頑張れに
どれだけの人が絶望を見ただろう
その無責任な頑張れに
どれだけの子供が行き場を
失ったろう
失っただろう
失っただろう
追い込まれていく小さな孤独な心
光からはぐれてゆくよ
気付いて気付いて
拳握りしめた爪の痛み
優しい優しい
叫び散らした喉の痛み
優しい優しい