Procyon
カーテンの隙間から
差し込む月の光は
驚くほどに冷たく
僕の眼に写る
正しい道筋は
ずっと前に見失ってて
気付いてないフリで
やり過ごそうと思ってた

静寂はただ僕に苦悩を
生み出していくだけ
昨日までの事が
まるで夢のようで

もう一度

あの場所に戻りたいの
消え入るような月の明かりに
ただそれだけを祈り続ける
もしもやり直しが利くのなら
僕はどんな犠牲を厭おう?

弱い風に靡くカーテンの向こう側
寝ぼけた瞳の奥で
儚い夢に 思いを馳せる

暗闇をただ恐れるだけで
前に進めない
明日からの未来を
信じればいいのに

迷わずに

あの場所に戻りたいの
消え入るような星の光に
ただそれだけを祈り続けた
もしも涙を流したら
それだけでこの悲しみ
拭い去れるの?


もう一度
あの場所に戻りたいの
戻りたいの!
月の明かりにただ
それだけを祈り続ける
もしもやり直しが利くのなら
僕はどんな犠牲を厭おう?