想い出
   -想い出ー

緩やかに サラサラと
流れる水の音に

あなたは足を止めて 泳ぐ小さな光を見ていた

僕は時々 君の横顔を見ては
このまま時が止まればなんて 思ってたりしたんだ

猿沢の水面に映れる 再会も忘れ
二人はしゃぎながら

戦争から帰ってきてからは
君を探せなかった

僕はもう誰かを愛していくけれど
ごめんね

愛してた