晩夏のこと
どこかで ひぐらしの声
夏の終わりが近づく
辺りが赤く染まれば 
鈴虫の音色

懐かしいかなって 昔をちょっと思い出す
こんな癖がついたことが今は 悲しい

帰り道に並んだ影の その温もりだけ残して
やけに肌寒く頬を刺すのは 晩夏に吹く風

もうすぐ6時を廻り 終わりを知らせる鐘の音
さよならもう帰らなきゃ また明日遊ぼう

当たり前と思ってたこの生活は 
音もなく崩れ落ちて 消えてく

戻りたくて 戻れなくて
寂しくて泣いた夜も
思い出すよ 忘れないよ
笑っていたいよ

楽しいことも 悲しいことも
その感覚だけ残して

帰り道に並んだ影の その温もりだけ残して
やけに肌寒く頬を刺すのは 晩夏に吹く風

あの時僕ら 何でもできる そんな気がしてた