「目眩く巡る」
作曲/蟲の考証 作詞/出来勇佑
飢えた街たたずんで 一人孤独見つめてた
何も愛せないまま 時をただ掛けていく
ひどくすんだ青空 淡い夢の夏の日
黒い瞳の奥に やすらぎを訪ねて
争いも誰かの死も
忘れさせるように巡る
塗りつぶしていく日常に 僕らの目が色褪せても
この夜を飛び越えて 日々は目眩く巡る
繰り返していくだけの 愛すべき日常
同じ過去を旅立ち 別々の未来へと
凍えそうな自由に 僕ら戸惑いながら
心を刺す歌星のように
流れてまた人は夢を見る
幾千もの出会いと 幾千もの別れを
限りなく繰り返し 徐々に形どられていく
そして今描き出す それぞれの答えを胸に
暗闇の向こう側で 日々は目眩く巡る
きっと誰も覚えている 一人じゃ人は生きられない