アサヲ クダサイ
水をやる植木鉢がないから
やる水も飲んでしまうのだけど
土まじりになっていてむせながら飲み干すと
ベランダの鼻先に虹が咲く
あれにぶらさがるような日常

遠巻きに見つめる紫煙の不規則の織りなす幾何学紋様のような日常をください
広がり続けるような幸せに心を揺り動かされないような日常をください
朝をください
と、そう願っているのです