頼りすぎていた
目に見えている
結果だけの世界
手掛かりの無い
闇(ユメ)で
僕達は逸れた
どれくらい経った
今では解らない
どちらが前で後ろなのか
走って
歪んで
床(ナニカ)に伏せた
帰らせて
何処でもいい
触らせて
脈打ち肌
鼓動だけ
走って鳴らせ
吐いた息の温かさ…
底を這いずっていく
君の手に触れる
焦って暴れる
また見失う
ねえ誰か
教えて
振り返ること
帰らせて
転がる背が
床に熔けて闇になる
見つけ出して
君と君
手を伸ばして…
「帰ろうね」
鼓動の無い
手と手と手
温かい
君の為なら
零の中生きていくよ
会えるかな